私は株についてのトレンドをXで追っているのですが、その中でも最近目に留まったのが「NASDAQ100トリプルレバレッジ投資信託」です。auアセットマネジメントがNASDAQ100のトリプルレバレッジ型投資信託を新規設定し、2026年10月15日から運用開始するらしいです。
値動き3倍の威力を知るために、NASDAQ100の過去20年の実績から、月5000円を20年間積み立てた場合どうなるかを相棒のチャッピーに聞いてみました。その結果、驚きの1.7億円(元本120万円)!
これでみんな億万長者に…とすんなりいくわけではなく、この20年の中では-82%を記録したときもあったそうです。例えば、1,000万円が177万円になるという悪夢…ゴリラ並みの握力で持ち続けられるのか…
そこで今回の記事では他にトリプルレバレッジの投資信託がないのかを調べ、比較してみました。米国ETFにもレバレッジ商品(TQQQなど)はありますが、購入のたびに売買手数料がかかってしまうので、今回は国内で買える”投資信託”に絞って調べています。
トリプルレバレッジ投資信託、こんな商品があった
調べてみると、日々の値動きが対象指数の概ね3倍程度になることを目指す投資信託が、国内でもいくつか見つかりました。
- S&P500 3倍ブル(大和アセットマネジメント):米国の代表的な株価指数S&P500の3倍の値動きを目指すファンド
- NYダウ・トリプル・レバレッジ(愛称:3σ、大和アセットマネジメント):NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)の3倍の値動きを目指すファンド
- 楽天日本株トリプル・ブル(楽天投信投資顧問):日本の株価指数の3倍の値動きを目指すファンド
- SBI日本株3.7倍ブル(SBIアセットマネジメント):日本株の値動きに対して約3.7倍を目指す、ほぼトリプルレバレッジ寄りの商品
- NASDAQ100 3倍ブル(大和アセットマネジメント):米国のハイテク株中心の指数、NASDAQ100の3倍の値動きを目指すファンド。為替ヘッジあり
- auAMトリプル・NASDAQ100 為替ヘッジ無し(auアセットマネジメント):同じくNASDAQ100の3倍の値動きを目指す新顔ファンド。2026年10月15日設定予定で、名前の通り為替ヘッジを行いません
ちなみに、それぞれ逆方向(下落時に利益が出る)の”ベア型”(S&P500 3倍ベア、楽天日本株トリプル・ベアなど)も存在します。今回は上昇局面を狙う”ブル型”を中心にまとめています。
比較表にまとめてみる
それでは表にまとめて比較してみましょう。
比較表
ざっくり表にすると、こんな感じです(信託報酬などの数値は変わることがあるので、購入前には必ず目論見書等で最新情報を確認してください)。
| ファンド名 | 運用会社 | 対象指数 | 倍率 | 信託報酬(税込目安) |
|---|---|---|---|---|
| S&P500 3倍ブル | 大和アセットマネジメント | S&P500(米国) | 約3倍 | 1.3% |
| NYダウ・トリプル・レバレッジ(3σ) | 大和アセットマネジメント | NYダウ(米国) | 約3倍 | 1.1% |
| 楽天日本株トリプル・ブル | 楽天投信投資顧問 | 日本株価指数 | 約3倍 | 1.023% |
| SBI日本株3.7ブル | SBIアセットマネジメント | 日本株価指数 | 約3.7倍 | 1.0044% |
| NASDAQ100 3倍ブル | 大和アセットマネジメント | NASDAQ100(米国、為替ヘッジあり) | 約3倍 | 1.52375% |
| auAMトリプル・NASDAQ100 為替ヘッジ無し | auアセットマネジメント | NASDAQ100(米国、為替ヘッジなし) | 約3倍 | 0.4334% |
こうして並べてみると、オルカン(信託報酬0.05775%)と比べて、信託報酬がひと桁上の水準になっているのが目につきます。レバレッジをかける分、先物取引などのコストがかかっている、ということなんでしょうね。
NASDAQ100系の新旧2本、何が違うのか
表の中でも気になったのが、同じNASDAQ100を対象にした「NASDAQ100 3倍ブル」(大和アセットマネジメント)と、新しく出てくる「auAMトリプル・NASDAQ100 為替ヘッジ無し」(auアセットマネジメント)の違いです。
一番わかりやすい違いは、名前の通り為替ヘッジの有無ですね。大和の商品は為替ヘッジありなので、円高・円安の影響を抑えた値動きになりますが、auの新ファンドは為替ヘッジなしなので、NASDAQ100の値動きに加えて、ドル円の為替変動もそのまま受けることになります。吉と出るか凶とでるか…
もう一つ驚いたのが信託報酬の差です。大和の「NASDAQ100 3倍ブル」が実質1.52375%以内なのに対して、auの新ファンドは年0.4334%と、3分の1以下の水準になっています。同種のレバレッジ投資信託としてはかなり低コストな部類のようです。これは魅力的!
買う前に知っておきたい注意点
比較表を作りながら、いくつか「これは知っておかないとマズいな」と思った注意点があったので、まとめておきます。
NISAの対象外であること
トリプルレバレッジ型の投資信託は、つみたて投資枠はもちろん、成長投資枠でも対象外です。NISAは「デリバティブ取引を用いた一定の投資信託」を除外する決まりになっていて、レバレッジ型はこれに該当するためです。なので、買う場合は特定口座での購入になります。
信託報酬が高めであること
先ほどの比較表の通り、オルカンなどの低コストインデックスファンドに比べると、信託報酬は1%を超える水準がほとんどでした。長期で持つほど、このコスト差もじわじわ効いてきそうです。
まとめ
というわけで、国内証券で買えるトリプルレバレッジの投資信託をざっくりまとめてみました。
ダウ平均やS&Pなどの主要指標にはレバレッジ投資信託があるということがわかりましたね。それと同時にハイリスク・ハイリターンであることもわかりました。信じられないほどの下落に耐えられる精神力が必要ですね。
夢を買うか、堅実に生きるか…皆さんはレバレッジ商品買いますか?

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